つれづれ記

星の写真など

今年は何を

去年SE200N鏡筒を購入したことで、大口径反射もどきを作る意欲は薄れましたが、今年も何か作る計画を立てたいと思っています。ちなみにPonsetもどきも鋭意検討中ですが鉄パイプを切る気力がなかなかわかないので停滞しております。

さてBS双眼装置も手に入れたので、これを双眼鏡として、またテレセントリック光学系として使えないかとレデューサを対物レンズ用に物色していました。結局140mm程度の焦点距離のものしかなく、倍率が上がりそうなので躊躇してます。スコープタウン辺りのレンズなら安くすみそうですが。

レンズの場合小口径なら安いのですが、10cm近くになると結構な値段となるし重いです。アクリルなどのプラスチックレンズなら収差を気にしなければ軽くていいんじゃないかと思ったんですが、案外大口径はなく(13cmくらいが市販で最大?)、短焦点・単レンズなため色収差とか激しそうです。
プラスチックのアクロマートレンズはないのか物色しましたが見当たりませんでした。
そんなに難しいのかと思って調べてみました。ガラスレンズのBK7-F2のような組み合わせで候補となるのはPMMA-PSでした。
PMMAはアクリルレンズとして容易に入手可能ですが、ポリスチレンレンズというのは見たことありません。
スチロール板に接着剤でアクリルレンズをつける事で平凸レンズが作れるかなと考え、光学設計してみましたが、平面を採用するとアクリルレンズの前後のRを変えないとかなり収差大になりそうでした。おそらく市販のプラレンズは前後同じRでしょうから難しいです。
アクリルレンズにはフレネルレンズタイプもあり、異なる焦点距離の平面同士を合わせれば望むレンズになりそうです。2枚のフレネルレンズの後面にPS板を接着する方針で検討しています。
通常のプラスチック接着剤ではアクリルを侵食してしまいそうなので、スチレン系だけに効くというリモネン系接着剤を購入してみました。まずは小さなフレネルレンズで試そうかと思っています。